残念な人の仕事の習慣
残念な人のマトリクス、残念の定義は?
残念な人は、前提条件で間違える。
「残念な人」とは?
残念な人は、やる気OK、能力(読み書きそろばん)OK。ちゃんと学校を出て、入社試験もクリアした。役に立つ資格も持っている。そして、やる気も十分あり、夜遅くまで懸命に働いている。しかし、何かが間違っているために、結果が今ひとつになってします。そして、その間違っている「何か」とはモノゴトを考える・行動するに当たっての「前提条件」である。残念な人とは、決して「バカな人」という意味ではない。「もったいない人」と言い換えてもよい。
「残念な人」は、口では謙遜しつつも実は自分の能力を過信する傾向にある。
仕事においても同じだ。新商品が流行りきってから手を出し、売れなくなって不良在庫が積みあがってから撤収する。就職においても、成熟しきった産業に入り、会社がどうしようもなくなってから次の仕事を考える。もっと身近な働き方の世界では、言われたらやる、怒られたらやり直す。
残念な人と言うと、作業の効率性やスピードが今ひとつな人を思い浮かべるかもしれないが、それは一面的である。自分以外との関係性の中でモノゴトを見られないことがより問題なのだ。自分以外とは、コミュニケーションや取引対象としての人間だけではなく、世の中、市場、所属する組織などを指し得ている。この効率性と、関係性は次の図で整理できる。
実は、枠外がある。それが、「残念以前の人」。能力がない、やらない、自分のことすら考えない人である。
残念な人マトリクス

1.できる人
仕事を効率的かつスピーディーに進めつつ、自分と相手の両方を考える。
2.可愛げある残念な人
仕事は「とりあえず」のレベルだが、自分との環境、他社との関係性には気を遣っている。営業販売の現場に携わる人が多い。
3.冷たい残念な人
仕事は効率的かつスピーディーだが、自分中心の視点でしかモノゴトを考えない。会社のバックオフィスや研究開発部門に多い。
4.本当に残念な人
仕事の効率も他社との関係性も悪い。できる人になるには相当な苦労を伴うが、とりあえずやるだけマシだ。
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ビジネスコンサルタント。東京大学経済学部卒業。1994年にアクセンチュア入社後、2003年に独立。
事業再生コンサルティングの味あるパートナーズ、家事を宅配する生活総合支援サービスのカジタク、5円コピーのAPソリューションズ、プロフェッショナル研修の知識工房等、複数の事業に株主、経営者、実務担当者の3つの立場から運営に携わる。主な著書・共著に『残念な人の思考法』(日本経済新聞出版社)、『残念な人の英語勉強法』(幻冬舎)、『ロジカル・シンキングの道具箱』『会議の教科書』『時間とムダの科学』などがある。
残念な人の仕事の習慣 山崎将志 著
努力してる、でも成果が出ない。で、ちょっとイヤになってきた…そんなときの仕事の処方箋。仕事の現場でついついやってしまう残念な習慣を数多くの事例を交えて紹介し、その解決法をエンジニアリングに、具体的に解説していきます。
話し方やメールの仕方といった日常の人間関係から、時間の使い方、マネジメント、そして生き方にいたるまで具体事例を交えながら詳細に解説していきます。

















