不思議レポートストレート、ホームイン、デッドボール…は野球の母国じゃ通用しない!?
2012年2月11日
「まず、誰もが知っている最も有名な球種『ストレート』ですが、アメリカでは『fastball』と言います。『シュート』は『sinker』になります。また、試合の最後をしめくくる抑え投手『ストッパー』も、アメリカでは『closer』もしくは『fireman』。『フォアボール』は『walk』ですし、『ウイニングショット』は『out-pitch』と表現されます」
あらら、普通に使っているカタカナ用語ばかり…全部日本独自のものだったんですね。でも、なんでこのような独自用語が多いの?
「日本の野球用語は、昔に作られたものが今もそのまま定着しているからなんです。ほかにも、打球が跳ねた『ワンバウンド』は『one-hop』、『タッチアップ』は『tag up』、ハイタッチは『high five』というように、微妙にニュアンスの違う和製英語も多いですよ。まだまだ、アメリカでは通じない野球にまつわる和製英語はいっぱいあります」
ということで、ほかにも教えてもらいました。
●オーバースロー → over arm
●トップバッター → leadoff hitter
●ツーベースヒット → double
●タイムリーヒット → an RBI hit
●バックスクリーン → batter’s eye
●アベックホームラン → back-to-back homers
おおっ! こんなにも多くの用語がアメリカでは通じないなんて、ちょっと驚きです。ちなみに「ホームイン」は、アメリカでは「come home」と表現し、逆に「home in」は「ミサイルを誘導する(homing)」という言葉と勘違いされる場合もあるそう。これは気をつけて使わないと大変なことに(なるかも)。一方、漢字で使われている野球用語は、アメリカではどう言うのだろう。
「『球場』は『ballpark』、『満塁ホームラン』は『grand slam』という表現を使いますね。また『三振』は『strikeout』、『得点』は『run』、『変化球』は『breaking ball』と、アメリカの野球用語は実に理にかなった表現をしているんです」
確かに英語の意味を考えると、うなずける表現が多いことがわかります。これも覚えておくと、結構カッコいいかも! ほかにも以下のような用語があるそうです。
●流し打ち → opposite-field
●満塁 → bases loaded
●雨天中止 → rained out
さらに面白いアメリカの野球用語も教えてもらいました。「ham and egg reliever」は「敗戦処理投手」、「texas League hit」は「ポテンヒット」、「walk-off homer」は「サヨナラホームラン」、「cannon arm」は「強肩」、「hot corner」は「三塁」…などなど。そして「12 to 6 break」って何のことだかわかります? …答えは「真下に落ちるボール」のことなんですって。理由は「時計の12時の位置から6時の位置まで、ストンとボールが落ちるラインを示しているから」なんだそうです。
<その他の面白いアメリカ野球用語>
●速球投手 → fire-baller
●非常に高いフライ → rainmaker
●ハーフスイング → check swing
●ダメ押し点 → insurance run
最後に、日本でよく使われる「デッドボール(dead ball)」ですが、アメリカでは「プレーが中断して有効と見なされないボール」という意味。アメリカで「死球」は「hit by pitch」になります。これも覚えておきたいですね。
おおっ、こんなオシャレな表現の数々を知っていれば、野球トークや野球観戦の際に注目の的になれること間違いなし。そしてさらに、来る3月28日(水)・29日(木)、メジャーリーグの開幕戦が4年ぶり日本で開催されるんです! メジャー級の迫力を生で体感できるこの貴重なチャンス、要チェックですよ。
(R25編集部)
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