ニューズウィーク日本版

トランプに続け?各国大使館もツイッター戦争に参戦

2017年1月11日

エミリー・タムキン、ロビー・グラマー

<大使館を通じた息詰まる交渉で外交が左右されたのは昔の話。トランプにならってお堅い大使館が大胆なツイートを発信する時代がやってきた。あたたの国の大使館はどう?>

 外交と言えばかつては、国際情勢や人の心の機微に通じたプロ同士のぎりぎりの駆け引きだった。しかも、会話はフランス語。重責を担う外交官は、気品と威厳に満ちた男性と決まっていた。

 しかし時代は変わった。外交の最前線である在外公館が、ドナルド・トランプ米次期大統領並みにツイッターで発信を始めたのだ。それもお堅いものばかりではなく実に多彩だ。

 まずは在英ロシア大使館のツイッターを御覧じろ。同大使館の最近のツイートには次のようなものがある。

■在英ロシア大使館

 オバマ米大統領が、ロシア人35人を国外追放した。まるで冷戦だ。この不運な政権が最後を迎えるのことは、アメリカ人にとっても喜びだろう(あひるにLAMEのイラストは、「レームダック」、即ち「死に体大統領(オバマ)」の意)




 モスクワはせっかく零下35度なのに、やっつけるべきフランス人もドイツ人もNATOもいないなんて!


 トルコ・シリアの国境付近でトルコ軍がロシア空軍機を撃墜してトルコと対立した時には、次のようにツイートして喧嘩を売っている。

 トルコのエルドアン大統領は、親族をエネルギー企業の要職につけている。地図は、ISIS(自称イスラム国)支配地域から石油がトルコに輸入されていることを示している。


 しかし心配することはない。同大使館は、政治的に過激なツイートの合間に、森に住むかわいらしい生き物の写真を、朝の挨拶代わりに投稿している。

 おはようございます!(モスクワにて)

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(C) 2009 Newsweek, Inc. 2009 Hankyu Communications Co., Ltd.

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